腰痛の原因は主に背骨のゆがみや湾曲のゆがみ、骨盤のゆがみが腰の痛みにつながっています。ひと言に「腰痛」といっても、その症状を引き起こす原因はさまざまです。
また腰痛疾患を起因として他の症状を発現させることも珍しくありません。
整形外科にかかる20%以上の方々が何らかの腰痛を訴えて来院されるといわれています。
そして、はっきりした原因疾患が見当たらないために、患者さんに病態を十分に説明できないものを整形外科領域では「腰痛症」と呼んでいます。
鍼灸臨床では、数多くある適応疾患の中でも、とりわけ「腰痛」は「肩こり」と並んで主要な疾患となっています。
肩こりは、一般的に肩の筋肉が張って重苦しい状態です。遺伝も無関係でないと言われています。肩の周辺の筋肉が緊張・疲労することで血行が悪くなって起こります。筋肉が凝り固まった状態になると、自律神経の働きに障害が起こり、交感神経(活動的なときに働く神経)と副交感神経(リラックスするときに働く神経)のバランスが乱れ、さまざまな症状が起こります。
初めのうちは、首から肩にかけての部分に重く不快な症状がみられますが、ひどくなると、めまいや吐き気、頭痛、眼精疲労などの症状が起こることがあります。さらに、寝違えや不眠(なかなか寝つけない、眠りが浅い)など、一見、肩こりと無関係に思える症状が起こることもあります。
うつはすんなりとは治癒してくれない病気ですが、ほとんどの方が継続してやることにより治ってゆきます。
うつはすんなりとは治癒してくれない病気ですが、ほとんどの方が継続してやることにより治ってゆきます。多くは、気力が充実して元気になります。眼がトロンとした方も、眼力が出てまいります。はじめの1~3回くらいは、敏感に気が動くのでかえって気分が悪くなる場合があります。また、天気が崩れるときなどは一気に気分が悪くなりますので、めげずに続けることが肝要です。肺は気を主る。腎は気を増す働きがありますので、肺や陣の経絡を中心に治療していきます。
ぎっくり腰のように、急激に痛み始めるものや、椎間板ヘルニアが慢性化し、痛みが良くなったり悪くなったり、再発を繰り返すもの、中高年の方に多い、夕方疲れると腰の重だるい感じや圧迫感など様々です。
急性の腰痛は、治療とともに安静も大切です。その様な状態での、はりきゅう治療は痛みをとても和らげる効果があります。また、慢性的な腰痛にももちろん効果を発揮いたします。たかが腰痛ぐらいと考えず、初期症状での充分な治療をほどこし、再発の予防に努めましょう。
神経痛とは、神経の走行に沿って重苦しい痛みやしびれ感などを出現します。例えば坐骨神経痛は、腰から臀部・大腿後部・ふくらはぎにかけての痛みが出てきます。はりきゅう治療は、炎症を鎮め、血行を良くすることにより、神経を圧迫・刺激している筋肉や靱帯を緩めて、痛みを和らげます。
若い方と、中高年令の方とでは、その原因、性質によって若干の差がありますが、いずれの場合でもはりきゅう治療がとても効果的です。その他、三叉神経痛・肋間神経痛などにも効果を発揮します。